WordPressの表示の高速化を試みたときのメモ
WordPress(2.7.1)をインストールした自宅サーバーがかなり低スペックで、
動きがすごくもっさりしていたので、高速化を試みたときのメモ。
ちなみにどれくらい低スペックかというと、最近5000円位で買った中古PCで、
メモリが256M、CPUがCeleron 900MHzといったところ。
以下の簡単なabコマンドでパフォーマンスを測ることにする。
ab -c 1 -n 10 'http:/yourdomain/wordpress/'
まずは対策前の状況。(コマンド結果抜粋)
Concurrency Level: 1 Time taken for tests: 71.523 seconds Complete requests: 10 Failed requests: 3 (Connect: 0, Receive: 0, Length: 3, Exceptions: 0) Write errors: 0 Total transferred: 65209 bytes HTML transferred: 62979 bytes Requests per second: 0.14 [#/sec] (mean) Time per request: 7152.341 [ms] (mean) Time per request: 7152.341 [ms] (mean, across all concurrent requests) Transfer rate: 0.89 [Kbytes/sec] received
もうだめだめ。
10回のリクエストで71秒かかってる。
Failed requests:3とかなってるし。
調べてやってみたのが以下。
プラグインWP-Cache
まずこちらが一番簡単にできそうだったので試してみる。
参考にしたのはこちらのページ。
http://wordpress.bowz.info/56
しかし、管理画面からプラグインを有効化しようとすると、
新しいバージョンの wp-cache i18n が利用可能です。バージョン 2.1.2 の詳細を見るか、自動アップグレードを実行してください。
というメッセージ。
調べても、wp-cache i18nの新しいバージョンは見つからないし、2.7.1には対応してないのかなぁ。
ということで、あっさりあきらめる。
オブジェクトキャッシュ
こちらも簡単にできそうだったので試してみた。
参考にしたのはこちらのページ。
WordPressをオブジェクトキャッシュで高速化 | まきまき.jp
こちらの操作を実際にやって、wp-content/cacheにキャッシュができ、
キャッシュが動作をしていることを確認して、abコマンド。
結果は、、、残念ながら効果なし。むしろさらに悪化したような結果に。
理由はわからないけど、もう一つ奥の手があるので、ここはあまり追求しない。
eAccelerator
結果から先に言うと、これが圧倒的に効果があった。
参考にしたのはこちらのページ。
PHP-eacceleratorのインストール | Myblog
abコマンド結果抜粋
Concurrency Level: 1 Time taken for tests: 6.028 seconds Complete requests: 10 Failed requests: 0 Write errors: 0 Total transferred: 64870 bytes HTML transferred: 62640 bytes Requests per second: 1.66 [#/sec] (mean) Time per request: 602.816 [ms] (mean) Time per request: 602.816 [ms] (mean, across all concurrent requests) Transfer rate: 10.51 [Kbytes/sec] received
71秒→6秒なので、10倍以上速くなった。
まだもっさり感はあるが・・・
とりあえず今日のところはこれで満足することにする。
プラグインWP-CacheはHTML自体をキャッシュするそうなので、
今後はまずこれをうまく使いたいところだ。