社内のMySQLのセミナーに参加したときのメモ
オラクルの方が社内にきてくれてセミナーをしてくださるとのことで、
内容がMySQLに関してのことだったので参加してみました。
スピーカーは梶山隆輔氏。(有名人なので名前出しちゃいます)
2時間という時間のなかで、たくさん重要な話しもあったはずですが、
特に僕の興味にひっかかった以下の内容でメモを残しておきます。
オラクルのMySQLに対する方針・姿勢
- オラクルの組織のなかでMySQLは独立した組織となっている。(つまり、オラクルの元からある組織・部署から強いを干渉を受けているわけではないということと受け取った)
- オラクルのMySQLに対する約束
- GPLとエンタープライズ版で性能に差をつけることはせず、ユーティリティやサポートで収益化を図る。
- MySQLのwindows版を使っているユーザーが意外に多いのでそちらにも力を入れるつもり
- ORACLEとMySQLを一括管理できるような管理ツールを開発中
こぼれ話
MySQL Clusterについて
MySQL5.5について
- innodbがデフォルト。(このinnodbはこれまでのinnodb Pluginにあたる)
- innodbいろいろ高速化。
- ロールバック
- バッファプールをマルチなど
- PERFORMANCE_SCHEMA
- リカバリ性能(リカバリ時間)の向上。今までの10倍〜30倍
- セミシンクロナス(準同期)レプリケーション。
- これまでは非同期のレプリケーション
- マスターはbin-logに更新情報を書き込んだら処理終了。スレーブはマスターのbin-logを読んでリレーログ(スレーブ側)に書き込み実データに反映。
- 準同期の場合、マスターはbin-logに更新情報を書き込んだら、指定のスレーブのリレーログに書き込まれるのを待ってから、処理を終える。(スレーブのリレーログに書き込み、実データに反映されるまで待てば完全同期だがそれは意味がない)
- データを失うリスクを軽減し、信頼性がアップ。
- リレーログへの書き込みを待つことで若干のオーバーヘッドは発生する。
- スレーブが複数あるとき、準同期を行うserver-idを指定することが可能。
- binlog-formatはROWでもSTATEMENTでもOK。ただし、ROWで大量の更新があった場合は時間がかかる。
- これまでは非同期のレプリケーション
その他、MySQL Workbench 5.2 や MySQL Cluster 7.1、エンタープライズ版などの製品の説明もありました。
いやしかし社内で貴重な話しを聞くことができてとてもよかったです。
梶山さんをはじめオラクルのみなさま、ありがとうございました。